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[今回の作品]

 約200個の赤色レーザーを使ったインスタレーションを制作する。非実体的だけれど、人が入ると「空間」がリアルに浮かび上がる、そんな不思議な作品になるはずだ。なお、本作品に触発されて、マイムをベースにしたダンスで知られる「じゅんじゅんSCIENCE」が、会期中数回にわたり内藤作品内でパフォーマンスを行う予定である。

[プロフィール]

内藤廣 大胆なのに洗練された構造。シンプルだけれどエレガントな形。そんな特徴を持つ内藤廣の建築は、「作品」となろうとは決してしない。それはただ、建物によって守られているようでいて実はむき出しの空間を、寡黙に目指している。
 一見すると穏やかな建物を設計する内藤だが、「建築」と「土木」を融合した「建土築木」の理念を提唱し、建築家として東京大学の土木工学科(現・社会基盤学科)の教職に就くなど、活動の根底にあるのは、アヴァンギャルドな精神である。

[略歴]

 1950年生まれ。76年早稲田大学大学院修士課程修了。フェルナンド・イゲーラス建築設計事務所(マドリッド)、菊竹清訓建築設計事務所を経て、81年に内藤廣建築設計事務所を設立。2001年東京大学大学院工学系研究科社会基盤学科助教授、03年から教授。07年からはグッドデザイン賞審査委員長も務める。

[主な建築作品]

 「海の博物館」(1992)、「安曇野ちひろ美術館」(1997)、「牧野富太郎記念館」(1999)、「島根県芸術文化センター」(2005)、「日向市駅」(2008)、「高知駅」(2009)、「虎屋京都店」(2009)など多数。


《牧野富太郎記念館》 
1999年 
(C)内藤廣建築設計事務所


《海の博物館》 
1992年 
(C)内藤廣建築設計事務所

 

《赤縞》(東京国立近代美術館でのインスタレーションのためのイメージスケッチ)
2010年 
(C)内藤廣建築設計事務所

 


[主な著作]



建築のちから
 『建土築木 1 構築物の風景』、『建土築木 2 川のある風景』(以上ともに鹿島出版会、2006)、『建築的思考のゆくえ』(王国社、2004)、『構造デザイン講義』(王国社、2008)、『建築のちから』(王国社、2009)など多数。



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