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 米マイクロソフトがクラウドコンピューティングへの対応など新しい戦略を発表した。クラウドコンピューティング。手元のパソコンではソフトウェアも稼働せず、データも全てサーバー内に収納され、処理され.る。マイクロソフトは困ったわけだ。同社のビジネスモデルはOSは勿論、手元のPCで個別に稼働するソフトウェアを提供するものだからだ。

 一般紙でも報道されているが、米マイクロソフトはインターネットで主流となりつつあるクラウドコンピューティングに対応するため、クラウドサービスプラットフォーム「Windows Azure」を発表した。

 前述したように、クラウドコンピューティングとは、手元のPCでソフトウェアを動かし、データを処理するのではなく、ネットワークの向こうに、まるでクラウド=雲のように存在しているサーバー上でソフトウェアが稼働し、仕事をしてくれる仕組みを指す。

 先日、テレビ東京系のワールドビジネスサテライトで、クラウドコンピューティングの典型事例として、営業支援を統合的に行う仕組みを提供しているセールスフォース・ドットコムが紹介されていた。

 そんな状況へ対応するため、米マイクロソフトは、現在、市場提供されているOS「ウィンドウズ・ビスタ(Windows Vista)」の次期後継ソフトである現在開発中の「ウィンドウズ7(Windows 7)」について情報公開した。

 このウィンドウズ7は、「ウィンドウズ・ビスタ(Windows Vista)」での問題点を改善すると共に、IT業界において同社のライバルとなったグーグルへ対抗するためのものとされている。

 現在、グーグルは、同社の主力商品であるワード、エクセルなどの対抗するソフトウェアをインターネット経由(クラウドコンピューティング)で、しかも無料で提供してる。

 そのため、同社でも、Microsoft Office スイート(Microsoft Office suite)」オンライン版も開始すると共に、オフィス・ライブ(Office Live)のサイトに登録してライセンス購入すれば、オンライン版のワード、エクセル、パワーポイント、ワンノートのアプリケーションが入手可能になると発表した。

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