＞top page＞movie＞最新記映画情報(バックナンバー) 監督：チアン・チアルイ(章家瑞) 脚本：モン・チアソン(孟家宋) 音楽：ホアン・チェンユー(黄枕宇)、トン・ウェイ(董衛) キャスト：リー・ミン(李敏)、ヤン・チーカン(楊志剛)、シュー・リンユエン(祝琳媛)、リー・ツイ(李翠)ほか 6月16日(土)より、東京都写真美術館ホールにてロードショー、他全国順次公開 公式サイト：雲南の少女 ルオマの初恋 ベネット･ミラー監督来日記者会見に、"たなカポーティ"登場 空に一番近い村の少女が恋をした 　中国雲南省の美しい村。観光客が行き来する道端で、ハニ族の民族衣装を着た17歳の少女・ルオマが、おいしそうな香りをさせながら今日もとうもろこしを焼いている。 　ある日、坂の上にある写真館を営む青年アミンが声をかけてきた。彼はルオマにとうもろこしを焼いて貰うが、小銭がないという理由で、自分のウォークマンをルオマに預けた。小さな機械から流れる耳慣れぬ美しい外国の音楽にすっかり世界中のものが美しく見えるようになったルオマは、都会(昆明)から写真家をめざして雲南省に来たアミンに夢中になった。 　翌日、民族衣装に身を包み焼きとうもろこしを売るルオマの周りに群がる観光客たちが、彼女と一緒に写真を撮りたがっていることに目を見張る。彼は棚田を背景にして外国人観光客相手に写真撮影の商売をしようとルオマに提案する…。 若緑のさなえ早苗は　うるわ麗し乙女よ 麗し乙女よ 大きなたんぼ田圃は　たくま逞し若衆よ 逞し若衆よ 乙女　嫁に来てくれな 田圃に　稲穂は伸びやせん 稲穂は伸びやせん 若衆　乙女をめと娶ってくれな 若衆　乙女を娶ってくれな 伸びた稲穂も　実りゃせん 伸びた稲穂も　実りゃせん (相聞歌より抜粋) 　本作は、中国・雲南省の鏡のように美しい棚田を背景に17歳のハニ族の少女ルオマが、都会から来た青年に恋をする淡くみずみずしい初恋物語です。中国雲南省の棚田は二千年の歴史を持ち、中国が世界の自然遺産に登録申請をしている美しい地域です。 　素朴であふれるような笑顔が印象的な主演のリー・ミンは、自身もハニ族の出身で、本作で映画初出演をはたし、いきなり中国金鶏賞最優秀新人賞を受賞しました。 ※ハニ族 　中華人民共和国内に居住するの少数民族のひとつ。主として雲南省西南部、紅河西側の哀牢山区にある新平、鎮源、墨江、元江、紅河、元陽、緑春、金平、江城などの県に多く住む。同国による2000年の人口調査によれば、人口は1,439,673人で、雲南省の少数民族としてはイ族、ペー族に次いで多い。中国語では「哈尼族」と表記。 　中華人民共和国成立後、1952年には県と同レベルの紅河ハニ族自治区が作られ、1954年5月には江城ハニ族イ族自治県が、1979年11月には墨江ハニ族自治県が、1980年11月には元江ハニ族イ族ダイ族自治県が作られている。 　コメを主食とし、トウモロコシに食する。コメは白飯に炊いて食べるほか、粥、餅、ビーフン等にも加工する。火を神聖なものとみなしており、飯などの煮物と動物の焼き物を別の場所(別の火)で行う伝統がある。また、客をもてなす際には男女が別の部屋で食べる。 　五穀豊穣を祈り、初夏に田に出てイナゴを取って食べる祭りを行う。 Copyright (C) 2012 Archinet Japan. All rights reserved.