最新映画、話題作を観るならワーナー・マイカルで!
top pagemovie最新記映画情報









監督・原案・トッド・ヘインズ
キャスト:クリスチャン・ベイル、リチャード・ギア、ケイト・ブランシェット、ヒース・レジャー、ベン・ウィショー、マーカス・カール・フランクリンほか
2008年G.W.、シネマライズ、シネカノン有楽町2丁目にて公開
公式サイト:アイム・ノット・ゼア

 1959年、ギターを抱えたウディと名乗る黒人少年が貨物列車に飛び乗り、病床の本物のウディに会いに行く。社会派フォーク歌手として人気が出たジャックだが、シーンから消えた20年後、牧師としてキリスト教の布教にいそしんでいた。

 伝記映画の主役を演じ成功したロビーは、9年に及ぶ結婚生活に終止符を打とうとしている。音楽性をフォークからロックへ転向したジュードは、スターとしての生活を送る中、ドラッグに蝕まれていた。


 ボブ・ディランとは何者なのか。詩人、フォークシンガー、ロックスター、革命家、先導者。この作品では、とうに還暦も過ぎたのに、いだに、年間100本以上の「ネバー・エンディング・ツアー」を続けている。この作品では、彼の人生を6人の俳優が、それぞれに演じている。

 中でも、女優、ケイト・ブランシェットは若き日のディランの生まれ変わりのようだ。

 監督の
トッド・ヘインズは「ベルベット・ゴールドマイン」でグラム・ロックを扱ったことがある。今回もディランの音楽を題材としているが、ありきたりの伝記映画とはなっていない。変化し続け、謎も多いディランを6人の俳優によって表現させまるで多重人格者のように描いている。

「プロテスト・フォークを歌う革命家」(クリスチャン・ベイル)
「古き良きアメリカを象徴する無法者=ビリー・ザ・キッド」(リチャード・ギア)
「フォークと訣別した反逆のロックスター」(ケイト・ブランシェット)
「偽りの結婚生活を送る映画スター」(ヒース・レジャー)
「アルチュール・ランボーに傾倒した詩人」(ベン・ウィショー)
「自らの音楽ルーツを探る放浪者」(マーカス・カール・フランクリン)

 作中でも、それらの6人は誰もボブ・ディランとは名乗らず、ストーリーも、事実とも時代の流れとも無関係に進行していく。それでも最後には、ディランの全体像が浮かび上がる構成となっている。

(c)2007 VIP Medienfonds 4 GmbH & Co.KG/All photos - Jonathan Wenk Reserved.







ワーナー・マイカル・シネマズ
Copyright (C) 2012 Archinet Japan. All rights reserved.