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監督・脚本:ガス・ヴァン・サント
原作:ブレイク・ネルソン「パラノイドパーク」
キャスト:ゲイブ・ネヴァンス、テイラー・モンセン、ジェイク・ミラー、ダン・リウほか
4月12日(土)シネセゾン渋谷他にて全国順次ロードショー
公式サイト:パラノイドパーク

 どうして、僕は人を殺すことになったのだろう。

 16歳のアレックスは、はじめたばかりのスケートボードに夢中。今日もお気に入りのスケボーパーク「パラノイドパーク」へ出かけて行く。

 しかし、ふとした偶然から誤って一人の男性を死なせてしまう。目撃者は誰もいない。おびえ、悩み、不安にかられながらも、アレックスはまるで何事も無かったかのように日常生活を送っていく。そして、自分と世界との距離を一つ一つ埋めるように手紙に書き綴っていく――。

 思春期特有のゆらぎや痛みを、独特の映像センスで描くガス・ヴァン・サント。

 「エレファント」 「ジェリー」 「ラストデイズ」の3部作でカンヌ国際映画祭パルムドールをはじめ、数々の賞に輝き、名実ともに世界中から賞賛を浴びてやまない。
そんなヴァン・サントの最新作は、2007年カンヌ国際映画祭60周年記念特別賞を受賞した「パラノイドパーク」。先行公開されているフランスでは、彼のマスターピースとの呼び声高い、「エレファント」の興行収入を抜く勢いだ。

 今回、ガス・ヴァン・サントが題材に選んだのは、ブレイク・ネルソンの同名小説。主人公アレックスがふとした偶然から誤ってひとりの男性を死なせてしまうことから物語は始まる。

 おびえ、悩み、不安に駆られながらも、まるで何事もなかったかのように日常生活を送っていくアレックス。一夜にして人生の試練に直面することとなり、いきなり現実のただなかに投げ出されたアレックスはあることに気づく。

「僕らのちっぽけな問題とは別の次元のもっと大きな何かが世の中にはたくさんある」
原作同様、手紙を媒介として一人称で語られる本作は、アレックスと自分が同化していくような錯覚に陥り、かつての自分を思い起こさせる。

 それはまるで、心の奥底に眠る傷のかさぶたがゆっくりとはがされるかのようだ…。

(C)2007 mk2.







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