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 「サガン─悲しみよこんにちは─」(原題:SAGAN)。6月、Bunkamuraル・シネマ、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー。

 人生が最高傑作にして問題作だった作家、フランソワーズ・サガン。18歳のデビューから、69歳でこの世を去るまで。サガンの愛と別れを描いた感動作。

 デビュー作「悲しみよ こんにちは」が世界的ベストセラーとなり、わずか18歳にしてありあまる富と名声を手にした作家フランソワーズ・サガン。しかし、作品以上に注目されたのは、サガン本人のスキャンダラスな人生だった。

 ゴシップ誌を賑わすセレブとのパーティ三昧。生死をさまよったスポーツカーの事故。勝っても負けても桁はずれの金額だったギャンブル。ミッテラン元大統領との親密な交際─。世界を熱狂させたデビューから、その死まで、 きらびやかな人生とその陰に隠された素顔に迫る。

 これが名声というものか。「悲しみよ こんにちは」で始まったサガン伝説。1954年、18歳の少女が書いた小説に、世界中の若者たちが心酔し、大人たちは眉をひそめた。フランソワーズ・コワレーズ(シルヴィ・テステュー)が友達に小説を書いているとミエを張り、仕方なくひと夏で書き上げたのが「悲しみよ こんにち」だった。

 プルーストの「失われた時を求めて」の登場人物からとったサガンのペンネームで自ら持ち込んだジュリヤール社から出版されたサガンの処女作はベストセラーとなり、賛否両論の大騒動の中、栄誉ある批評家賞を受賞した。こうしてサガン伝説は華々しく幕を開けた。

 発表する小説は常に話題となり、気ままで贅沢な暮らしを楽しむサガン。自由奔放な 彼女に恋の相手は大勢いたが、最初の結婚は失敗に終わる。一人息子に恵まれながらも破局した2度目の結婚。傷心の中、サガンは執筆に打ち込むと共に、酒や浪費も増えていく。そんなサガンを支え、変わらぬ愛をくれた親友ペギーも、ある日、不治の病を宣告される。その69年の生涯で、愛と孤独を知り尽くしたサガン。彼女が人生の最期に見たものとは。


『フランスを代表する歌手ジェーン・バー キンの楽曲「あなたのそばに」が日本公開版イメージソングとして決定』

 フランソワーズ・サガンは、スキャンダラスできらびやかな人生を送るかたわら、その生涯を通して「男女の愛と別れ」や「孤独」を描き続けした。

 ここ数年、自身で作詞をするようになったジェーン・バーキンが書いた曲「あなたのそばに(Je Suis Au Bord De Ta Fenetre)/アルバム「冬の子供たち」収録」はまさにサガンの生き方、世界観と強くリンクしていた。

 またお互いにフランスを代表する女性であること、さらに生前サガンは故セルジュ・ゲンズブールとの親交も深く、サントロペにあるサガンの別荘によく招いていたことなどの理由から、ふたりの間に強いつながりがあると感じ、配給側からジェーン(EMIミュージック・ ジャパンょにオファーを入れたところ、ジェーンの賛同を得ることができ、今回のコラボレーションが実現した。

 ジェーン・バーキン。1946年12月14日 英国ロンドン生まれ。17歳から女優として活躍後、フランスに移住、フランスのマルチ・アーティスト、セルジュ・ゲンズブールと衝撃の出会いを果たす。
 1969年、ゲンズブールと共に「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」を発表以後、儚げで、 繊細な声は彼女のブランドイメージとなり、ゲンズブールはその彼女を最大限に生かすための多くの曲を生み出す。この間、歌手としてだけではなく、女優としても30本にも及ぶ 映画に出演。
 1999年「想い出のロックン・ローラー」(1978)収録の「無造作紳士」がTBSドラマ「美しい人」の主題歌に使用され、この曲を収録した「ベスト」アルバムは 30万枚を超える大ヒットとなる。

 2003年には、ゲンズブールの曲をアラブの東洋的なリズムにより蘇らせた「アラベスク」 で日本ツアーを行い大成功を収める。2007年、ジェーンも出演する初監督作品「Boxes」がカンヌ映画際に招待される。 エルメス社のバーキン・バックの由来ともなるジェーンは、国境なき医師団のサポート メンバーとして戦禍のサラエボを訪問し子どもたちのために歌い、アムネスティの人権 活動も支援するなど、様々な社会活動に取り組んでいる。娘のシャルロット・ゲンズブー ルは歌手としても活躍中のフランスを代表する女優である。



監督:ディアーヌ・キュリス
キャスト:シルヴィー・テステュー「エディット・ピアフ〜愛の賛歌〜」、ピエール・パルマード/ジャンヌ・バリバール「ランジェ公爵夫人」など
2008年/フランス/122分
配給:ショウゲート
公式サイト:http://www.sagan-movie.com/

(C)2008 ALEXANDRE FILMS.






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